首都ディリにあふれる"UN" 〜東ティモール
<<東ティモール(東ティモール民主共和国)略史>>
16世紀初頭 ポルトガルがティモール島を植民地化
1859年 ポルトガルがオランダに西ティモールを割譲
1974年11月28日 マルクス主義政党フレティリンが東ティモールの
独立を宣言 直後 インドネシア軍が東ティモール全土を制圧 併合を宣言
西側諸国は反共の立場をとるインドネシアとの関係を重視、併合を黙認
その後も独立運動をスハルト政権下のインドネシアは厳しく弾圧、多数
の死者を出す
1998年 インドネシアのスハルト政権が崩壊、後任のハビビ大統領が
東ティモールの特別自治権の付与の是非を問う住民投票の実施を旧宗主国
ポルトガルと同意
1999年8月30日 国連の監視下で住民投票が実施され78.5%の反対票に
より特別自治権提案が否決、東ティモールの独立が確定
その後もインドネシア当局の支援を受ける併合派と独立派との衝突が続く
2002年5月20日 独立式典が行われ正式に独立国家としての東ティモール
が発足
首都ディリを歩くととにかく目につくのが"UN"の文字の入った国連の白い車。
ほぼ全数がトヨタ車(ハイラックス、ランドクルーザー、ハリアーなど)。
900番台のナンバーまで見かけたので1,000台はあるのだろう。
1台200万円としても20億円。
現在では平和維持から建国支援に業務内容が変わっており職員の数が減っている
ようで、相当数が職員のマイカーとして使われている。
そしてその職員の大部分が白人。
アジア(特に東アジア)のことなど分かっていない白人主導の大金をかけた建国支援、
5年、10年後、国連の車がこの国から消えているのだろうか。
Dili, East Timor
撮影日 2009/6/10
RICOH GR DIGITAL II
ブログランキングに参加しています。よろしければクリックお願いします。
↓
by gogoasia | 2009-08-24 23:00 | East Timor